芍薬の蕾を上手に咲かせるポイント

5月は芍薬(シャクヤク)の季節ですね。この時期、芍薬を楽しみにされている方も多いのではないでしょうか。


【芍薬】

ボタン科・ボタン属

和名:芍薬(シャクヤク)

英名:Peony(ピオニー)


品種、形、色が豊富で、鉢花、切り花ともに人気が高い花です。開花すると10~15cmくらいになります。上品で豪華なので、ウエディングでも大変人気です。また、香りはバラの香りに似て上品で、甘さの中に爽やかさがあります。花びらのふんわりさのように、優しい香りです。


今日は蕾の状態で購入した芍薬を、美しく・艶やかな大輪へと花咲かせ楽しむ為のお手入れ方法を紹介したいと思います。


point1 葉を取ります。

蕾と蕾から開きかけているものと、花の状態に応じて、取る量を調整しながら葉を取っていきます。蕾の場合は、不要な葉は出来る限り取り除いた方が早く咲きやすくなります。


point2.蜜を洗い流す。

蕾に蜜が付いている場合は、水で丁寧に洗い流すか、濡れタオルで拭いてあげましょう。蜜によってはベタベタしていることがあります。蜜を洗い流すと、花が開きやすくなります。(蕾の場合のみ洗い流して下さい。開き始めた花は洗わないようにして下さい。)


point3.蕾をほぐす。

蕾を指の腹で優しくほぐして、開花の手助けをしてあげましょう。花が開きやすくなります。


point4.水切り。

茎の先を水につけた状態で茎をカットし、深水にさします。深水とは、茎の半分から2/3が浸かる程度水を入れた状態のことです。(栄養剤、延命剤を水に入れるとより長く、美しいまま楽しめます。)


point5.水替え、切り戻しを行う。

切り花を生ける際の基本ですが、できれば毎日の水替えが望ましいです。また、茎の切り口を切る「切り戻し」を行うことで、切り口が新鮮になり水上がりがよくなるので、出来る限り「切り戻し」も行いましょう。


上記のポイントを参考に、芍薬の蕾から少しずつ開いていき、満開になり、花びらが散っていくまでの移ろいを是非楽しんで下さい。

Biene Bee

Biene Bee(ビーネ・ビー) - flower salon - 兵庫県 姫路市

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